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きらめく雑学

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「ゴリラ ゴリラ」という学名のゴリラがいる

 ゴリラの一種であるニシゴリラは、学名を「ゴリラ ゴリラ」といいます。

 学名とは生物に与えられる学術名称のことで、普通はラテン語やラテン語化された言葉が用いられます。
 種を示す学名は「属名」と「種小名」を並べて表され、亜種の場合は「属名」「種小名」の後に「亜種小名」が加わります。

 例えばヒトの学名は「ホモ サピエンス」ですが、これは「ホモ」という属(ヒト属)に分類される「サピエンス」という種(ヒト)であることを意味します。

 さて、ゴリラの場合はどうなるでしょう……。

 そもそもゴリラとは、ヒト科ゴリラ属に分類される哺乳類の総称です。言い換えれば、すべてのゴリラは「ゴリラ属」に分類されているのです。

 そんな「ゴリラ属」は、学名においても「Gorilla」と書かれるので、ゴリラはみな「ゴリラ〇〇」という学名が与えられることになります。
 そして、この「ゴリラ属」の一種として分類されるニシゴリラは、属名の後に続く種小名も「ゴリラ」であるため、学名が「ゴリラ ゴリラ」となっているのです。

 ちなみに、ニシゴリラ(ゴリラ ゴリラ)の亜種のひとつであるニシローランドゴリラは、なんと亜種小名までもが「ゴリラ」。よって、学名は「ゴリラ ゴリラ ゴリラ」とされています。

 ニシゴリラ(ゴリラ ゴリラ)

主な参考資料

[文献]
『へぇの本 トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~』VII: 109-110ページ フジテレビ トリビア普及委員会 編 講談社 2004

[Web]
桐生市 - 桐生が岡動物園 - 園内ブログ「動物園よもやまばなし」 - 動物の名前のあれやこれ(令和2年11月9日)

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