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きらめく雑学

リビアの国旗は2011年まで緑一色だった

 アフリカ北部の国リビアの国旗は、1977年から2011年までの間、緑一色だけで何の柄も入っていませんでした。

 それ以前は同盟国だったエジプトと同じ国旗を使っていたのですが、1977年11月、リビアの国旗が変更されるきっかけとなった出来事がありました。リビアと敵対しているイスラエルに、エジプトの大統領サダトが訪問することが発表されたのです。
 これに反発したリビアのカダフィ大佐は、エジプトとの同盟を破棄し、政府幹部に新しい国旗を作るよう指示しました。しかし、国旗の制作時間は僅か一晩しかなかったため、緑一色だけを使ったシンプルな国旗になったのです。

 ちなみにリビアはイスラム教国です。
 イスラム世界では、ムハンマド(イスラム教の開祖)のターバンの色が緑だったことから、緑色を神聖な色としています。

 2011年までのリビアの国旗

主な参考資料

[文献]
『へぇの本 トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~』V: 61-62ページ フジテレビ トリビア普及委員会 講談社 2004

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