ジョギングブームの火付け役はジョギングの最中に倒れて亡くなった
- Category:雑学
- Date:2024年07月29日
アメリカの雑誌編集者ジェイムス・F・フィックスは、ジョギングブームを巻き起こした後、ジョギングを行なっている最中に命を落としてしまいました。
ジョギングがブームになるより前の1970年代アメリカでは、肥満によってもたらされる生活習慣病が問題になっていました。
フィックスも体重が97kgあったそうですが、しかし毎日15km以上のジョギングを欠かさずに行ったことで、30kg以上の減量に成功。そして1977年には、自身の体験を記した『奇蹟のランニング』(The Complete Book of Running)を出版しました。
この著書はアメリカで100万部を超えるベストセラーとなります。
エクササイズジョギングは誰でも簡単にできる、奇跡の健康法であるとして世界中で話題となりました。
ジョギングブームの火付け役であるフィックスは、本の出版後もジョギングを続けていました。
ところが、1984年7月20日に悲劇が起こります。
この日の夕方、バーモント州の国道でジョギングをしていた彼は、走っている最中に心臓発作を起こして倒れてしまいました。そして、52歳の若さで亡くなったのです。無理な運動による心筋梗塞が死因だったそうです……。
ジョギングをする際は、絶対に無理のない範囲で行いましょう。
普段身体を鍛えていない人や、心臓疾患などの疑いがある人は、医師の指示に必ず従ってください。
主な参考資料
[文献]
『へぇの本 トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~』V: 23-24ページ フジテレビ トリビア普及委員会 編 講談社 2004
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