ことわざの「豚に真珠」はイエス・キリストの言葉

　その価値を知らない者に貴重なものを与えても無意味であるという意味のことわざ「豚に真珠」は、もともとはイエス・キリストの言葉に由来しています。
　新約聖書の『マタイの福音書』第7章6節に「聖なる物を犬に与うな。真珠を豚の前に投ぐな。おそらくは足にて踏みつけ、向き反りて汝らを噛みやぶらん」と書かれています。この言葉が簡略化されて、「豚に真珠」として伝えられたのです。

　ちなみに、「目から鱗」も新約聖書に由来することわざです。

主な参考資料

［文献］
『へぇの本 トリビアの泉 ～素晴らしきムダ知識～』III: 23-24ページ　フジテレビ トリビア普及委員会 編　講談社　2003